2007/02/06

[映画] 千と千尋の神隠し このエントリーを含むはてなブックマーク

やっと見た。


DVDの発売で2002年だから、
公開はもう6年くらい前になるのか。すげえ。
一世を風靡しておきながらも、この敬遠具合。

個人的には宮崎作品は結構好き「だった」って感じで、
トトロとか紅の豚とかがピークだったんじゃなかろうか、と。
それって単純に自分の年齢とかと合致するかどうかだけで、
感情移入の具合そのものなのかもしれないけれど、
一番リアルタイムだったのが「魔女の宅急便」だったことを思うと、
幼少期にどうとかってのはあんまりなかったな、と思う。

それでも、今の自分の立場で見てみると、とても良くできた映画で、
例えば5年ごとかに子供と見ても新鮮さがあって、
「早く寝ないと、カオナシが食べにくるよ」とか言っちゃうんだろうな、とおもったり。

トトロほどおとぎ話っぽくもなく、もののけ姫ほど重たくもない。
なんというか、バランスがいいというか、さっくりしてるというか、
そんな中でもいろんなエピソードがあったり感動的な台詞があったり、
キャラクターの立ち方はやっぱり独特で、
全体的なブランドとしての宮崎作品、ってのはクオリティが高いと思う。

ただなんというか、これやハウルや、「ブランド的価値」が出来上がってしまうと、
あとはもう慣性というかなんというか、なんか大変だなあと思ってしまう。
そう思うと、ナウシカやラピュタは、結構重たい話のくせに、
シンプルで奇麗に出来てるなあと思ってしまう。
なんか、ややこしく映画を見るようになってしまったなあ、と改めて思うのでした。

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